山口線〜平成17年目最後の秋−11月26日


8月の終わりに交通事故で大怪我をして、「さよなら58654」運転を拝めることができず、
退院後も「せめて、この時期だけは見に行かないと・・!」、と、今年最後の蒸機の走りをみたくて
秋の山口線に行くことにしました。

前回同様、鉄道遺構のネタですけど。

いつも山口に向かう際、菊川町経由で行くのですが、
途中こんな碑が立ってます。

嘗て下関市小月−菊川町田部−豊田町西市と
結んでいた「長門鉄道」の跡なんですね。

その長門鉄道を走っていたと言われる
103号機関車が、加悦SL広場にあるんだそうな。

(他に詳しいこと知っている方がいれば、教えてください。)


さて

まだ私も「怪我人」の身ですから、今回はお手軽撮影地を中心に
行くことにしまして、先ずは、此処「長門峡」から。

朱くなった山々を背景に、「爆煙」が棚引きます。
この時期、阿東町は気温がぐっと冷えますので、
良い条件に応えてくれます。
ということは、お客さんも当然多いわけでして・・・(^^;)

やはり阿東の里は、「染まり方」が下関と全然違いますね。
山が一気に朱くなるのが特徴です。


徳佐の定番地でも、御覧の通り。


11月の津和野は、もう秋の終わりに近づいてます。
それもあって、観光客も多いですね。
途中、太鼓台稲成へ行く道に大きな銀杏の木。

「緑」に「銀杏」の葉という、
調和の取れた絨毯柄のよう。


「津和野には、丸ポストがよく似合う」

・・って、誰が言ったかどうか・・?

街の中にはいると、案外、丸ポストを見かけます。

ただ、このポスト、設計が如何せん昔のモノですから、
最近は定形外・冊子・
エクスパックといった大型郵便の扱いが
多いおかげで、どうしてもそれに対応できない
という問題もありまして・・・(^^;)

でも、田舎の街並みには欠かせない
「演出品」ですからねぇ・・。


さて、続いてはその「丸ポスト」がある箇所から。

ここに来ると、秋の雰囲気が一層よく出ています。
右写真の上に見えるのが、「津和野城跡」ですね。
さて、出発時刻がきました。

新たな発見(というより、通っている人には見慣れているはずだけど・・)だったのですが、
一番向こうから、汽笛と共に「爆煙」と「前照灯」が遠くから来るのが、
よく分かるんですね。
カーブに近づいてきまして・・
綺麗な「爆煙」を棚引かせて、走り去っていきます。
再び、長門峡にて。

今年のC571による「山口号」も、お終いです。
9月に台枠損傷もあって、運転が継続できるか
不安視されましたが、なんとか最後を無事飾ってくれました。

この後「シゴナナ1号機」は、約半年間の「ドック入り」で
梅小路に渡ることになり、長いお休みとなります。

平成17年の大晦日と18年の正月の初詣号は、C56160が努めます。


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