B20(通称 ビーコロ)は、昭和20年 1〜5号機が国鉄郡山工場で、 6〜15号機が立山重工業にて作製された 「飽和式蒸気機関車」です。 戦時中の物資不足による資材節約と 行程の簡素化を追求して作られた 「戦時設計」車であります。 然し、完成したのが終戦直後で 当初は需要すらなく、 熟練工の不足した状況下で 作られたのが災いして、故障が多発し、 しかも性能ももう一つだった為、 結局用途は国鉄工場や機関区などでの 車両の入換用くらいのものでした。 |
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(同体復元前の「形見の品」〜梅小路にて) | |
そのうち、1号機は小樽築港にて 昭和42年10月23日まで使われ 岩見沢市旧朝日駅跡・万字線鉄道公園に 保存されています。 この10号機は鹿児島にて昭和47年まで 使われ、その後梅小路に保存されました。 一時期動態保存されていたものの、 火を落としてしまい屋外保存されていたのですが、 平成14年、梅小路開館30周年と JR西日本発足15周年を記念して、 動態復元されました。 |
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平成14(2002)年4月21日に 動態復元開始式が執り行われ、 9月10日に「火入れ式」、 10月12日に復元完成となりました。 |
ボディ全体。 ファインダーにも簡単に収まっちゃう程、 とても小さいのがよく分かります。 |
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キャブ | |
動輪 860mmの小さい直径で、よく器用に動くなぁ! と感心してしまいます。 ここまで復元できたのも、 一般公募で作業をしてくれた ボランティアのおかげなのです。 |
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後ろ姿 隣のデゴイチと比較しますと、 長さがよく分かりますね。 |