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山陽線柳井駅は、鐵道唱歌でこのように歌われていたそうです |
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その柳井駅の裏側にあるMrMax柳井店の近くに、この機関車が保存されてます。
元々このC50型は昭和4年(1929)〜昭和8年(1933)にかけて
三菱、汽車、川崎車輛、日本車輌、日立の5社から製造された154両と、
昭和18年(1943)に樺太庁鉄道から移管された寒冷地仕様の4両がありました。
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昭和5年(1930)5月23日 日立笠戸工場 で製造され、
早岐へ新製配備後、浜松、成田、 小山、柳井と転籍した後
柳井では主に構内入れ替え用として使われていました。
昭和46年(1971)5月22日 柳井にて廃車となり、昭和47年に保存となりました。
1C型(先輪1 動輪3−モーガル)軸配置
当時、8620型の需要を引き継ぐ格好で増備が必要だったことから、
その増備改良型として造られたものの、8620型の島式先台車機構ではなく、
通常のビッセル式に改められ、ボイラー圧を14s/平方pに上げ、
重量、軸重を大きくし、細管式給水加熱器が取り付けられました。
一時は急行にも使われたものの、
最小曲線半径が大きいことから使い回しが悪かったことで
現場にあまり喜ばれなかったようで、8620より長く使われませんでした。
晩年、殆どが構内入れ替え用に回され、
営業路線ではつかえないと判断されたか多くが解かれてしまい、
保存機として現存するのは僅かに6両です。
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こちらに残っているのは、当時の特徴として化粧煙突が残っている点ですね。
近年塗り替えなどをしているようですが、手入れがこまめにされてないのか、
塗装が流れています・・。
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最近はキャブ等が立ち入りできないようにされてしまい、
(朽ちた箇所があるのか?)細かいところが見られないのが残念です。
下から覗いてみる限り計器類は外されていていました。
鉄道の現場から重宝されずにいたものの、かろうじて残ったC50。
折角残しているのですから丁寧に扱って頂きたいですねぇ。 |
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