宇部から上っていくと、人口1万人の街「美祢市」があります。 美祢市図書館の側にあるC58 36は美祢から石炭、石灰石を運び、宇部、小野田の工業都市育成に貢献したのです。 昭和13年に川崎車両で作製され、1941年釧路−1949年和歌山−1961年小山・水戸を経て
さて機関車の前にはこんな物があります。 此は1997年に廃線となった美祢線,大嶺支線(南大嶺〜大嶺)の終点、大嶺駅の案内板です。
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さて、その「大嶺駅」のあった場所は・・・ (平成19年5月15日 撮影) |
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現在は大嶺郵便局と駐在所が建っています。 南大嶺から辿っていくと橋梁などの廃線跡がいまでも残っていて、10年たっても 嘗てあったという証拠が分かるのですが、 石碑が付けられても駅舎だけは何ひとつ残りませんでした。 何か写真の一つでも掲げてもよかったのですが・・。 私は廃線になるかなり前、何度か車で訪れたことがあります。 「12M15CH」の文字(12マイル15チェーン)の文字が刻まれたホームがあったと記憶してますが、 調べてみると、メートル法では約19.6km。 厚狭〜大嶺間の距離を表し、明治38年イギリスの技術を用いて鉄道が建設された名残だったそうです。 あの頃はまだカメラに興味があまりなくて、 バカチョンカメラの一つでもあの当時、歴史を知る上で持っておけばよかったか・・と。 |
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その唯一の名残がここのバス停か。 駅はなくとも「大嶺駅」・・・・ |
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では、C58 36号機を眺めてみましょう (平成19年5月15日 撮影) |