D51 1032
大分県由布市湯布院町 中央児童公園


由布院駅前です。すぐ向こうに、由布岳がそびえます。
ここから歩いて10分ほどの公園に行きますと・・、

街の中心にある小さな公園に、デゴイチが保存されています。

昭和19年 9/29 三菱重工業三原製作所(製造)
昭和19年 10月 門司機関区に所属
昭和31年 12月 南延岡機関区に所属
昭和49年 4月
昭和51年 9月 大分機関区に係留



・・と、読めるのですが・・・。
近年塗り替えたと聞いてはいたものの、ごらんの通り、
手入れがあまりされておらず色褪せてきて、苔まで生えて・・・。

このデゴイチは、熟練工の不足していた戦時中の昭和19年に製造されたものです。
その特徴として、通常流線型であるばすなのに、急な製造の為都合上
角を落としたような変形蒲鉾型ドームとなりました。

1976年、大分機関区で廃車後、由布院ねむの木キャンプ場の宿泊施設として
使われましたが、廃業後に現在地に移転したそうです。
しかし、外板の痛みは酷いし、動輪に大きな傷が入っているし・・。
観光地内の一番目につく場所にあるのですから、もう少しましな整備は出来ないものか。

ゆふいんの森だけが、湯布院の汽車ではないのです。


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