D60 61

福岡県遠賀郡芦屋町
高浜児童公園

遠賀川の丁度河口に位置する、遠賀郡芦屋町は、
航空自衛隊の基地が町の中心にあります。
この町にある高浜児童公園という箇所に、この機関車は保存されています。


この機関車は、1928年、D50 282として汽車会社で作製され、
その後1954年に軸重負担を軽減するために、1D2(バークシャースタイル)の
軸配置に改造され、D60 61と改められました。
D60形式最後の1両で、主に筑豊を中心に働いていました。
その後、終焉を若松区で迎えたのです。

屋根が付けられて、確かに保存状態は良いのですが…

よく見るとガラス部品は外されて、鉄網で覆われています。

残念ながら、此処はキャブが鉄格子で施錠されて、完全に見られません。

此処で気になる物があります…

この石碑、よく見ますと…
この高浜公園は、元々
国鉄芦屋線が遠賀川駅(遠賀町)から敷かれていた場所です。
然し、「トワイライトゾーンマニュアル 9」RM増刊(2000年10月)という本によりますと、
この路線に使われていた機関車は、主に、9600と8620なのだそうです。
C28は、碑文の誤りという説らしい?のですが…
(20000番台のハチロクとしても、当時、此処には配置されていないそうです。)

(参考記事〜「知られざる「国鉄」芦屋線」より)

 

現在、D60形式が残っているのは僅かに4両。全て九州、山口のみです。
その中でもこの一両が状態良く残っているのではないでしょうか。


平成22年3月撮影


戻ります