台湾精糖公司 358号
−大分県中津市 汽車ポッポ食堂−


中津駅から耶馬溪方面に延びる国道212号線を登りますと、こんな蒸機が見つかります。

これは、「汽車ポッポ食堂」というお店に飾っていて、
台湾精糖公司(台湾の製糖会社)で使用されていた狭軌用の蒸機です。



(写真がぶれてしまい申し訳御座いません・・・)


お店に詳細が書かれた物がないので、私が独自に調べてみると、
1948年・ベルギーのAFB(アングロ・フランコ・ベルジ)という会社が製造した機関車。
ただ、いつまで使用されて、この中津にいつから展示されたかは不明ですが
(平成19年11月8日撮影)

このお店、蒸機の隣に、気動車キハ601(やまびこ)と
明治時代の客車・ハニフ22が置かれてます。
もともとは嘗て存在した「大分交通・耶馬溪線(1975年廃線)」で使用されていた物。

この右隣にはキハ102(かわせみ) キハ104(せきれい) キハ602(しおかぜ)が置かれていて、
今でも施設として使われているようです。


実際この車両は食堂施設としてつかわれていて・・↓

(ハニフ22)
このように明治時代の客車で、贅沢な雰囲気が味わえます。

実は、門司港の九州鉄道記念館に置かれているチブ37は、
譲渡されるまではこのお店で使用されていた物です。

お店の展示物ながら、全て丁寧に管理されているところは、
是非保存鉄道車両を管理している自治体も、見習って欲しいところです。


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