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C57 139


名古屋市 JR東海研修センター

C57 139号機は準鉄道記念物として指定された、
貴重な貴婦人です。



昭和15年三菱重工神戸造船所で作製され、
糸崎に新製配置の後、
昭和21年名古屋に配属されました。


ここでは主に、関西線の高速列車牽引用として使われたため、
当時は重油併燃用のタンクが、ボイラーの上にありました。



特にお召し列車牽引用として重宝され、
昭和22年皇太子(現今上天皇)関西行啓に始まり、
37年、名古屋担当最後の蒸機お召し列車となった、
昭和天皇三重県御視察まで、
実に14度20列車の牽引実績を誇ります。


昭和44年9月、関西線で最後の蒸機運転を勤め、
昭和46年4月17日に廃車後、6月2日に
準鉄道記念物第一号として、現在地に保存されました
お召し仕様と言うことで、煙室戸ハンドルの形や、
ランボードの手すりがこの特徴を物語っています



通常、この139号機は非公開なのですが、
事前に研修センターに問い合わせると、撮影許可は得られるそうです。

では、139号機をご覧下さい。

撮影者、jsasaki様