C59 1
まず小倉工場に飾られている、準鉄道記念物から紹介です。
昭和16年5月24日に汽車会社で作製された
製造番号2000号の記念すべき機関車で、
当時世界に負けない機関車として製造されたとか。
(第2000号機関車竣工記念式典の写真から〜
資料提供jsasaki様)
昭和16年6月7日に、名古屋に新製配置
昭和28年11月30日 姫路第2
昭和31年11月1日 門司港
昭和37年9月1日 熊本
と配属され、九州では特急「みずほ」の牽引車として活躍しました。
(昭和40年まではC59は熊本に10両、
配置されていた)
249万1580.4Kmの旅路を終えて、
昭和40年10月に準鉄道記念物として小倉に保存されました。
こんな感じて記念碑も設置されていて、
唯一残った「戦前型」が置かれている、と言うのを記していますね。
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お隣をよ〜く見てみますと…!!
ご覧の通り!
両側面から撮影してみました。
キャブのあたりが特に酷い痛みですね
煙管は6000mmと言う寸法を用いており、
シリンダー寸法は520mm径×660mm行程
重量80.25トン (C57は67.5トンです)
軸重16.7トン
機関車全長2.1575m
後に、この足廻りはC62に生かされる訳なのですが…
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機関士席側からです。
製造番号のプレートは2000と誇らしげなのに、
此のボディのひどさの凄いこと!!
ナンバープレートは真鍮製のようでした。
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焚き口の様子
加減弁と、逆転機
計器類 廃車年の頃の「検査済」シールが貼られていました。
昭和40年から、そのままの状態なのですね(然し、天井の錆び様は如何なものか…)
運転席はこんな感じ。(早速、機関士気分になる御馬鹿(^^))
結構窮屈でした。
C59の炭水車です。
石炭10トン、水25トンの容量を備えることが出来、
過去最大の物。
台車は軸バネ形プレートを採用しました。
炭水車重量56.9トン(C57は47.82トンです)!
近くで見ると、やはりでかい!の一言…
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準鉄道記念物という大変貴重な「戦前型」のC59ですから、
もう少し元の綺麗で逞しき「貴公子」の姿を甦らせてくれませんでしょうか?
動態保存というのは難しいでしょうが、もっとよく磨いて、屋根でも付けて置いて欲しいなぁ。
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