C12 241
熊本県阿蘇郡高森町 南阿蘇鉄道高森駅



かつて、国鉄高森線があった「終着駅」です。
此処を下りて正面を見ますと・・・


こんなタンク機関車が保存されています。

このC12 241号機は、昭和15年日立製作所で作製されました。

戦前は東北方面に在籍したらしく、戦後九州へ移して
昭和30年代に鹿児島に在籍していました。

45年頃には208号機・287号機と共に、線区の入換や、
指宿枕崎線での運転を担当していたのです。

昭和47年、7/29.30に鹿児島機関区の扇形庫に
九州在籍の蒸機を並べて公開する催しがあったのですが、
B20 10・C61 2と、後に梅小路に行く2台と
並んで「公開」されたとか

昭和48年3月に熊本に移り、高森線で活躍をした後
昭和49年8月19日に、廃車となりました。


こうしてみますと、足周りに油が塗られていて、大変手入れの
良い状態に置かれています。

中にはいると、ブレーキ弁や、火室戸も綺麗に動きましたね。

ただ・・・、ガラス戸が一部破けていたのは仕方ないとして・・・
どうして「門デフ」が付いているのでしょう?

C12は、大抵デフレクターの必要ない機関車なのですが・・・


できたら、JR九州がもう一体動態復元するのであれば、
こちらを候補に揚げて欲しいのですが・・・


さて高森駅から少し下りますと、・・・・
かつての鉄道トンネルらしき場所があります。

ここは「高森トンネル湧水公園」といいまして、
本来ならば、高森と宮崎・高千穂線(現 高千穂鉄道)を
結ぶはずだった箇所なんです。

然し、工事の途中、多量の湧き水が出てしまい
町中の井戸を枯らしたという「事件」をおこしました。

この頃、国鉄の財政も悪化、
しかも、両線は「廃止対象」にされたために
これ以上費用をつぎ込めず、工事が続くことなく
「お蔵入り」とかしてしまいました。


その後、高森町が「町おこし」の一環として、この未完成トンネルを利用して、
「名水の出るトンネル」として売り出し、観光客も沢山訪れるほど。

時々イベントにも使われ、七夕飾りの列が並んだりします。

結局「国鉄」が残したのも無駄には終わらず、
街に良い恵みを・・なんとか、果たしているようですね。


平成23年10月撮影


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