(愛媛県西条市 市民公園)
(写真提供全て 河野様〜有り難う御座います。)
昭和13年、三菱重工神戸造船所にて作製 高崎に新製配置され、戦後尾久、仙台に配転されました。 昭和32年北海道に移り小樽築港、室蘭、岩見沢第一と 渡り、昭和50年まで、38.57.135.144号機と 最後に残った「シゴナナ」の中の一台となりました 昭和51年3月1付けで岩見沢第一にて廃車となった後、 西条市が国鉄から借り受け、「春雷号」という 名前を付けて展示されています。 何故この名前かと言いますと、西条出身で 国鉄総裁・西条市長でもあった名誉市民の 十河信二氏の雅号(著述家・画家・書家のペンネーム みたいなもの)が「春雷」だったことが由来だそうです。 |
北海道在籍時の名残で、切りつめデフ・手すりの改造があり 予備灯、回転式火の粉止めが取り付けられ、 キャブは密閉式で右前面窓にHゴム化の 改造を施されています。 |
1975年のテレビ番組「遠くへ行きたい」では、 渡辺文雄さんがロケで乗った事があるそうです。 当時は最後部に行商指定車というのが連結されていて、 車内で行商の人たちの商品のやり取りがされていました。 SLの平行移動、ヘリコプターによる撮影を 2インチVTRを持ち出して行われたとか。 2002年の放送にて、26年ぶりの再会を果たしたそうです。 然し、手入れがあまりよくされておらず 痛みが目立つのが残念ですね。 四国では走ったことがない貴重な「シゴナナ」ですから、 丁重な扱いを望みたいです。 |