はい。「みどりの窓口」です。
当列車は「維新」の地長州路と、西の京「山口」、城下町津和野へご案内します。
国鉄制式蒸気機関車で、愛好家には
「美しく洗練されたパシフィックスタイル」
(2C1−前輪2,動輪3,従輪1)と言われるC57形。
C57 1号機は昭和12年(1937)3月22日 |
そして、昭和54年(1979)8月1日、 |
映像提供〜さいちん様
この1号機、今までの生涯で2度の「波瀾万丈伝」を持っています。
昭和36年2月9日、羽越線で急行「日本海」牽引中に、崩れた土砂に乗り上げ、脱線し、大破。
長野工場で5ヶ月の題修繕を行い見事復活という事がありました。
そして記憶に新しい、平成7年、
JR鷹取工場に入場中、阪神淡路震災に遭遇し、
仮台車から外れて損傷、という大事故にあっています。
然しながら「元祖」の意地か、何れも見事復活を遂げているという、
まさに強運の「不死鳥」と言っても良いでしょう。
ちなみに、山口線では、仁保−篠目間の25パーミル
(1000m走って25m登る勾配)の煙対策として、
集煙装置を煙突に付けています。
これは、トンネル内で火の粉の飛散を防ぎ、
煙の流れを客車や運転席にかぶらないように付けられた物で、
長野工場の図面から起こして、鷹取工場にて付けられた、
電動式ドアエンジンによる自動操作が出来る物だそうです。
山口線の構造上、これを付けるのは止むを得ないでしょうが、
(個人的には、あまり気にはしていませんけど)
古株愛好家の、「たまには外した姿を見たい。」
という願いも叶えて良いかな?と言う思いもあります。